これさえ覚えておけば大丈夫!(シューズ編)
こんにちは。
仕立屋 志スーツの篠田です。
本日の〝これさえ覚えておけば大丈夫!〟は【シューズ編】です。
ビジネスマンにふさわしいシューズの種類をブログにまとめますので、最後まで是非読んでください。
まず最初に、スーツにはドレスシューズと呼ばれる、紐付きの革靴を合わせるのが基本です。
紐付きの靴にも〝内羽根式〟と〝外羽根式〟があるのをご存知でしょうか?
内羽根式
紐部分の革を「羽根」と呼び、この羽根の部分がアッパー(甲部)と一体になっているのを内羽根式。
外羽根式
アッパー(甲部)の上に羽根がかぶさったものを外羽根式。
まず、この2種類では内羽根式のほうが外羽根式よりもフォーマルに適しています。
そして、大切なのがつま先のデザインで、このデザインよって履けるシーンが変わります。
ビジネスでは、ストレートチップ・プレーントゥ・ウイングチップ・Uチップが基本形となり、ローファーはジャケパンスタイルではOKですが、スーツスタイルには不向きとされています。
そして、この以下の順番でフォーマル度が高い方から低い方となりますので、この順番を覚えておけばお出かけするシーンにふわさしい靴を見分けることができます。
ストレートチップ
靴の先端に真横のデザイン切り替えを施してあるもの。
プレーントゥ
つま先部分になにも飾りのないデザイン。
ウイングチップ
つま先にウイング=羽根のような切り替えや、メダリオンという飾り穴が付いたデザイン。
Uチップ
つま先にU字型のデザインがあるもの。
以上、4種類がビジネスに適した革靴になり基本は紐が付いた靴というルールの中で,
唯一スーツスタイルで履いても大丈夫なのが〝モンクストラップ〟というタイプの革靴です。
ベルトが一つのタイプがシングルモンク、ベルトが二つのタイプがダブルモンクと呼ばれ、このタイプは紐の代わりに革のベルトが付いているのが特徴です。
スーツ・ジャケパンの両スタイルで使用できるので、数をお持ちでない方にとっては大変利用価値の高いモデル、志スーツでオーダーシューズを作られる方に大変人気のタイプの一つです。
そして、結婚式やパーティなどで履く靴をお悩みの方、
まずは黒のストレートチップの革靴を一足持っておけば大丈夫です。
またできれば、
靴の値段は最低でも3万円以上、可能であれば5万円以上のものをおススメします。
理由は、靴の値段=革の値段という考え方であり、
5万円以上の革靴は履き込むことで革の状態が良くなり、風合いが出てきます。
購入時は若干高く感じると思いますが、定期的なメンテナンスや革底のソール交換などをやっていけば10年でも履き続けられるので、結果的にコスパも高くなります。
そしてなにより
一番の理由として〝自分が思っている以上に、他人から足元(靴)は見られている〟ということ。
これは色んなマナー本や着こなし本にも記載されているテッパン情報であり、事実です。
お洒落は足元から、という言葉もあるので間違いない情報ですね!
是非、ご自身の足元を少し意識してみてください。