ドラマ「陸王」からの学び
こんにちは COCOROZASHI SUITの篠田です。
毎週日曜日TBSで放送されている池井戸潤さんの「陸王」も昨日で最終回を迎えました。
見ているだけで胸が熱くなる内容ということもあり大変人気のドラマで視聴率も高かったですね。
埼玉県行田市にある100年の歴史を持つ老舗足袋製造会社〝こはぜ屋〟が、業績不振からマラソン足袋〝陸王〟を製造していく物語なのですが、このマラソン足袋の陸王は「きねや無敵(MUTEKI)」が実際のモデルのようです。
また、こはぜ屋のライバルとなるアトランティスのモデルは大手のスポーツ用品メーカー〝アシックス〟ではないかと言われています。
このドラマで感動し涙を流す人の中には、私も含め中小零細企業の経営者さんもたくさんいらっしゃったのではないでしょうか?
中小零細企業ではなかなか業績が安定しない、良いときと悪いときの差が大きい、中長期的な成長戦略を持てていないなど数々の悩みがあると思います。
苦しい経営状況の中だとどうしても目先の売上や目先の利益に目がくらんでしまいますが、 本当にお客様のお役に立つために何をすべきなのか? お客様がお持ちの悩みや問題をどう解決していくのか? といった、本来あるべき目線は自社ではなく相手に向いていかなければならないということを忘れてはいけません。
しかし何かを成し遂げるとき、その「何か」が大きければ大きいほど「壁」や「試練」も大きくなります。 大事な会社や従業員を守るため、開発を「辞める」か「続けるか」の選択、こういった困難は次から次へと雪崩のようにやってきますが、不可能だと思われたことも会社を守るためには、強い信念と絶対に諦めないという強い気持ちで立ち向かっていかねばなりません。
そしてレベルの差がないような優れた商品があった場合、最後はその商品に対する「想い」が強い方に人間の心は傾きます。 良い商品を生み出すため弛まぬ努力を続ける姿勢、その商品を使っていただける人やターゲットとなる人を心から応援する気持ち、 どんなビジネスであってもお客様のためにということからブレずに立ち向かう。 そして一人の人間として痛感した、 〝夢を語り続ける信念のある人の周囲には、応援してくれる仲間が集まってきます〟 能力を未来進行形でとらえ、今はできなくとも将来は必ずできると信じ、只ひたすら努力を継続する。
心から勇気をもらえる作品に出会えました、2017年も残り数日ですが最後まで夢を持って走り切りたいと思います。