大切なスーツを長く愛用していただく為に
こんにちは!
仕立屋 志スーツの篠田です。
私たちは普段生活する中でお金を出して購入した物はできるだけ長く使いたいと思うはずです。
スーツも体や車と同じようにメンテナンスをすることで健康になり、長く愛用することができます。
今回は簡単なメンテナンス方法をご紹介します、どんなことでも今日からできることは先延ばしせず今日からやってみてください。
1日着たら2日休ませる
ちょっと引きますが、人間の体はデスクワークでも1日に1ℓ以上の汗をかいています・・・。
その汗をスーツは吸い取っていますので1日着用したスーツは汗がじっとり染み込んでいると思ってください。
想像するだけでちょっと気持ち悪いですね。(笑)
汗が乾いていない状態で再着用すると生地は100%傷みます
クローゼットにいきなり入れるのではなく、最低でも一晩乾かしてからクローゼットに入れそこから2日は休息を取ります。
例:月曜着用 → 火曜休み → 水曜休み → 木曜着用
結果的に毎日スーツを着用する方の場合3着以上のローテーションであればメンテナンス完了です。
パンツはベルトを付けて逆さ吊り
1日履いたパンツも同様に大量に汗を吸っています、ジャケット同様に乾かすことも大切ですがパンツの場合は膝裏などにシワが出ているので、そのシワは重力の力を借りることである程度はキレイに伸びます。
ブラッシング
1日着用したスーツには大量のホコリが付いています。春先の花粉をイメージしていただければ分かりやすいかと思いますが、これは服専用ブラシで繊維の中に入ったホコリを掻き出すことで解決します。ラペル裏、ポケットの中、ダブル裾の中など、思った以上にホコリが溜まっているので一度覗いてみてください。
クリーニングはシーズン1回で十分
よく汗をかくたびにクリーニングに出される方もいますが、クリーニングは出すた分だけ生地を傷めています。汚れやシミが付いてしまった場合は仕方ないですが、汗だけの場合は日陰干しで汗の臭いは取れますので、あまりクリーニングに頼らない方が結果的に長持ちします。
オーダースーツを販売する仕事を始めてから私もスーツやジャケットの数量が増えた事もありますが、ブラッシングなどをこまめに行うことでほとんど痛みはありません。
メンテナンスしてあるスーツは一目見れば分かります、特に経営者やエグゼクティブの方は保管にも気を遣っています。同じ立場になるにはまず見た目から真似することで一歩近づけます。
体も服もメンテナンスしている人としていない人、長い目で見ると大きな差がつきそうですね!