スーツは手段、では目的は?

こんばんは!

仕立屋 志スーツの篠田です。

明日はいよいよクリスマス⤴︎

家族や恋人へのクリスマスプレゼントはしっかり準備されましたか?我が家も娘がサンタさんに頼んだプレゼントを楽しみに待っています。

さて今日は私がお客様との接客で大切にしている事を書かせて頂こうと思います。

まず私は仕立屋としてオーダースーツを販売していますが、服を売るという感覚はあまり持っていません。

服はあくまでも手段、その先に何を得たいかを対話の中で見つけ出すことを重要視しています。

例えば、コンタクトレンズ。

視力の低い方はメガネかコンタクトをつけて生活をされている方がほとんどだと思います。

では、コンタクトレンズを買うのか何のためですか?という質問をしたら。

◯安全に日常生活を送るため

◯不自由な視界を快適にするため

◯メガネからコンタクトに変えることで得られる自信を持つため

といった答えが返ってきます。

つまり購入した後の生活を豊かにする為というのが目的で、コンタクトは手段でしかありません

これをオーダースーツに当てはめると?

◯カッコよくスーツを着こなしたい 

◯お洒落に見られたい

◯信頼・信用・清潔感・落ち着き・高級感・仕事がデキそうといったイメージを高めたい

◯大切な瞬間をキチンとしたスーツで記録に残したい

このような目的を叶える事が私の仕事です。

このように、お客さまは商品(オーダースーツ)が欲しいわけではなく、商品が生み出す「なにか」を得たいと願っています。

エアコンなら快適性、コピー機なら効率化、高級時計ならステータス、デジカメなら思い出等々です。

ちょっと分かりにくい表現にはなりますが、志スーツはスーツ売りではありません。

お客様の「なにか」にどう貢献できるのか。もっともっとそこに拘ってやっていこうと考えています。