スーツの顔になる大切な部分

こんにちは! 仕立屋 志スーツの篠田です。

本日はスーツの印象を左右させる〝スーツの顔〟をご紹介します。

オーダースーツを作る際、お客様には必ず確認する部分ではありますが既製服ではあまり意識をされない部分、それが〝ラペルのサイズ〟です。

ラペル部分は顔から最も近いネクタイ同様に相手の視界に入ってくる部分であり、決して適当に選んではいけない大切な部分です。 特に着用する用途や目的がある場合は必ずチェックしてくださいね。

 

ラペルサイズ

★カジュアルな印象を与えたい場合★

巾を6.0cm~7.5cmのナローサイズは、モードでシャープな印象になります。

★ベーシックな印象を与えたい場合★

巾を8.0cm~8.5cmは、一般的なサイズで正当な印象になります。

★迫力・重厚感を与えたい場合★

巾を9.0cm~10.0cmのワイドラペルは、責任感や信頼を得るような印象になります。

志スーツでは基本サイズを9.0cmにしており、ジャケットでは8.5cmにすることもあります。

これは最近の傾向がクラシック回帰していることもありますが、お客様のほとんどがビジネス用での使用を目的にお仕立てされるので、その方にとって一番輝くよう意識的に決めています。

ラペル巾、電車の中や街中を歩く時に少しだけ意識して見てください。

着用している方の雰囲気もなんとなく分かる気がします。