今日から始める❝服のお手入れ5カ条❞
こんにちは!
トリプレッタの篠田です。
2月も本日が最終日、明日からは3月のスタートですね。
3月は卒業シーズンで仲間との別れや新天地への準備など慌ただしい月になりますが
それと一緒に春服への衣替え準備も徐々に進めていく時期でもあります。
本日はスーツやジャケットなど日々着用いただいてる服をできるだけ美しく保つために
必要な知識と心掛けを5カ条にしてご紹介させていただきます。
まず、基本的な考え方としては
〝その日のダメージや汚れをその日のうちにケアする〟
これが基本中の基本です。
ご紹介することは、どれもそれほど時間が掛からないものばかりなので気軽に実践していただければ幸いです。
スーツ(ジャケット)のブラッシング
一日着用した肌着や下着は毎日選択できますが、スーツやジャケットはそうもいきません。
繊維内に侵入したホコリは専用ブラシでのブラッシングで取り除くこと。
コツとしてはブラシを下から上に掛けることでホコリを浮かし、その後に上から下に向かってブラシを当てます。
ポケットに入れた物は全て取り出す
本来、服のポケットに物を入れると型崩れの原因になるのでオススメしませんが、
職業上どうしても必要な方もいらっしゃると思います。
これはハンガーに吊るす前に全て出し、パンツはベルトも一緒に外しておくのがベストです。
専用ハンガーを使う
ジャケットはジャケット用ハンガー、パンツはパンツ用のハンガーを使ってください。
特にジャケットの場合は肩部分が崩れてしまわないよう、先に向かって太くなっているスーツハンガーは必須です。
パンツは裾を上にして吊るすと重みによってセンターにあるクリースライン、膝の出っ張り、全体的なシワ回復にも繋がります。
ついてしまったシワを取る
一日着たスーツやジャケットには必ずシワが付きます。
大半のシワはスチーマーの蒸気で消えるので、ハンディタイプのスチームアイロンがあれば
ハンガーに掛けたまま使用できるので簡単にできます。
※パンツの膝裏などシワが酷い場合は、ベルトを着けたまま逆さ干しにするとベルトの重さも加わり回復力が増します。
着用後は一日陰干し
一日着たものをそのままクローゼットにしまうと湿気がこもり知らぬ間に生地を傷めることになります。
風通しの良い所に陰干ししてからしまってください。
いかがでしたでしょうか?
5種類とも実践してもそう難しくないことばかりだと思います。
この地道なメンテナンスをするかしないかで、型崩れせず美しく長く着用できる期間が
圧倒的に伸びていきますので経済的にも嬉しいですよね。
手入れを怠ってお気に入りのスーツのラインが崩れたり、
間違った手入れでスーツの寿命を縮めてしまっては本末転倒です。
どんなに上質な生地で仕立てた服でも、正しい手入れをマメに行わなければ
その魅力や寿命は損なわれてしまいますので注意してください。
是非、何か一つでも参考になれば幸いです。