スーツの色でメッセージを伝える方法

こんにちは!

トリプレッタの篠田です。

 

当店のお客様の多くは中小企業の経営者様です、誰もが知る大企業や上場企業の方であれば社名が看板となってくれますが中小企業ではなかなかそうもいきません。

 

では、そういう方はどうしたら相手に自分自身・自社を伝えることができるのか?

それは服装を使うことです。

 

米国の企業で成功する秘訣を聴いたことがありますでしょうか?

それは、学歴(Education)・キャリア(Experience)・見た目(Appearance)と言われています。

 

人を見た目で判断してはいけない!

これは子供の頃から親や学校でも教育されてきた言葉ですが、あまりにも第一印象が悪ければ会話をしたり友達になろうという行動にならないのも事実です。

 

服装はあなたの人柄や意思を語ります。
どんなに仕事の能力が高く、優れたスキルを持っていても第一印象で相手に悪いイメージを与えれば能力は発揮されません。言葉で伝わらない内面やメッセージを伝えるための外見力を創り出します。

当店のコンセプトが【服装で伝えるメッセージ】と掲げているのもこういった考えからです。

 

 

スーツスタイルといってもただ何となく自分の好きな服を着るというわけではなく、

〝相手に自分の何を伝えたいか〟が非常に重要になってきます。

本日はスーツを使って何を伝えたいのかをカラー別でご紹介します。

 

グレー

先日のブログ【グレースーツの魅力】でもお伝えした通り、日本人の肌色と合いやすく、大きく分けてチャコール・ライト・ミディアムの3種類に分かれます。

色の濃淡によっても変わってきますが、主な印象としては〝落ち着き〟〝貫禄〟を伝えたい時に有効になります。

 

ブラック

ブラックは主にフォーマルや礼服に属すので、一般的には冠婚葬祭用の色として使用します。

スーツの場合は、モードスタイル(ドルチェ&ガッバーナ・ディオールオム・サンローラン…etc)が中心です。

主な印象としては〝高級感〟〝威厳〟〝自信〟といった少し重厚感のあるイメージを伝えたい時に有効になります。

 

ネイビー

ビジネスシーンで着用する基本カラーのネイビーですが、ダークな濃紺からライトな淡紺まで幅広くあります。

ダークトンではフォーマルな堅い印象、ライトトーンではカジュアルで親しみやすい印象へと変わっていきます。

主な印象としては〝知的〟〝清潔感〟〝誠実〟〝若々しさ〟を伝えたい時に有効になります。

人前で話す機会の多い方や舞台に上がり照明に当たることが多い方なんかはネイビーのスーツを着用いただくと、非常にスーツが映えるのも特徴の一つです。

 

ブラウン

円熟味のあるブラウンスーツはシャツ・ネクタイのコーディネイト次第で年齢を高く見せてしまうことがあります。

当店のお客様でもブラウンスーツはカッコいいけど着こなす自信がないと言われる方はいらっしゃいます。

ブラウンは暖色系との相性が良いので、着こなしに自信のない方は少し赤みのあるブラウンや薄めの茶いわゆるベージュから取り入れてみると比較的容易に着こなすことができます。

主な印象としては〝落ち着き〟〝安心感〟〝堅実〟〝都会的〟といった大人のイメージを伝えたい時に有効です。

 

ベージュ

ブラウンでもご紹介した薄めの茶色ベージュは、アースカラーとも呼ばれ季節によって変化する葉っぱの色など自然に存在している色の代表格と言われています。

カジュアルが若干強くなるので職場によってはNGとされていることもありますので注意が必要ですが、暖かさの出てくる春から夏にかけては清涼感も合わさってきます。

主な印象うとしては〝穏やか〟〝ナチュラル〟といった柔らかいイメージを伝えたい時に有効です。

 

 

このように同じスーツでも生地のカラーを変えることで自分の伝えたいことを意図的に示すことができます。

この考え方は日本ではそこまで浸透していませんが、海外では当たり前のようにやられています。

ビジネスマンにとってスーツはある種の戦闘服という位置付けが明確であり、色を使った心理効果を最大限に活用しているのが現実です。