2019年9月3日

衣替えシーズン前だからこそ知っておくべき豆知識

こんにちは！

トリプレッタの篠田です。

9月に入りまだ暑い日が続きますが、もう一月後には秋冬もしくは藍物への衣替えが始まります。

今までも多くのお客様から質問されてきましたが、本日はシーズンの終了したスーツやジャケットのお手入れ方法について書いていこうと思います。

頻繁にクリーニングに出すのは良くない

まず最初に一番重要なことは〝どんなスーツもクリーニングに出すほど生地が傷み風合いが悪くなる〟ということをご理解ください。

夏のような汗をかくシーズンによくあるのが、数回着たらすぐにクリーニングに出す方がいらっしゃいますが、できればすぐにやめてください。

良いものを長く着るためには、クリーニングではなく日々のメンテナンスの方が重要です。

クリーニングに出すならシーズン終了後に1回出すくらいのイメージで大丈夫です。

大量の汗やタバコ、または焼肉などの臭いが付いたスーツは周囲にも不快な思いをさせてしまいます。

そういった場合の解消方法は〝蒸気〟もしくは〝湯気〟解消できます。

ご自宅にスチームアイロンがあればそのスチームを利用し、出張先などでは浴槽に湯を溜めてその上に吊るしても大丈夫です。

いわゆる〝水洗い〟するクリーニングです。

通常ドライクリーニングでは〝皮脂や油性の汚れのみ〟で、臭いは落ちません、

臭いの元になっている〝汗・尿・血液などの水溶性の汚れ〟は汗抜きクリーニングに依頼すれば問題ありません。

すごく意外かもしれませんが、ほとんどの方はこの情報を知らないのが現状です。

クリーニングから返ってくると確実に薄いハンガーにかかっています。

このハンガーはあくまでも仮に付いている物なので、必ずすぐにスーツ用に変更してください。

ジャケットの肩が潰れてしまい型崩れが起きることと同時に変なシワに繋がる原因になります。

いかがですか？

知っている方もいらっしゃるかもしれませんが、当店のお客様でも奥様にお任せしているのでほとんど知らないのが現状です。

もう少ししたらクリーニングシーズンに突入しますので、ご自身にあったクリーニング方法をお選びいただきご自宅に戻ってからの保管方法も参考にしていただけると幸いです。