盛和塾『もうダメだというときが仕事のはじまり』
こんばんは!
トリプレッタの篠田です。
昨夜は経営を学ばせていただいている盛和塾の勉強会に参加してきました。
ソウルメイト(塾生)が自身の経営体験を赤裸々に語る「経営体験発表会」。
私とほぼ同じ時期に入塾した友人が、入社してからの決して楽ではない15年の歩みを語ってくれました。
その彼の心に今最も残っている言葉が〝もうダメだというときが仕事のはじまり〟
この言葉は稲盛塾長が作った京セラフィロソフィの第46章。
(以下、原文)
『ものごとを成し遂げていくもとは、才能や能力というより、その人のもっている熱意や情熱、さらには執念です。すっぽんのように食らいついたら離れないというものでなければなりません。もうダメだ、というときが本当の仕事のはじまりなのです。
強い熱意や情熱があれば、寝ても覚めても四六時中そのことを考え続けることができます。それによって、願望は潜在意識へ浸透していき、自分でも気づかないうちに、その願望を実現する方向へと身体が動いていって、成功へと導かれるのです。
すばらしい仕事を成し遂げるには、燃えるような熱意、情熱をもって最後まで諦めずに粘り抜くことが必要です。』
人生も経営もずっと順風満帆にいくことはありません。
大きな障害が降りかかってくることもあれば、予期せぬ天災などで甚大な被害を受けることもあります。
不思議なもので、なにか良くないことが起こると立て続けに悪いことが起こることだってあります。
新たなチャレンジをしている最中には、なかなか思い通りの結果が出ず投げ出したくなることだってあります。
そんな〝もうダメだ・・・〟と思ってしまった瞬間、そこが本当の仕事の始まりだという内容の経営哲学です。
ある講演でこんなやり取りがあったようです
「京セラの研究開発の成功率はどのくらいですか?」という質問に対し稲盛塾長は
「京セラでは、研究したものはすべてうまくいっています」
「成功するまでやりますから」
この成功するまで絶対に諦めずにやり続ける
この姿勢と気持ちが経営でもスポーツでも勉強でも全部一緒ではないでしょうか?
〝諦めを作るのも決めるのも全部自分!〟
粘りに粘って、とことんやって、それでダメなら仕方ないと思います。
でもどうせなら、そこまで言い切れるほど粘り強く、諦めずにやり続ける人生を送ってみたいものです!
生々しい経営談を自分の全神経を使って聴くと、改めて自分自身を戒める機会に恵まれます。
みんな必死になって会社を良くしていこうと努力している、お互いが切磋琢磨しながら成長している。
素晴らしい時間を共有させていただくことができ、本当に有難いなと感じた一日でした。