春夏ジャケットに裏地はいるのか?

おはようございます。

仕立屋 志スーツの篠田です。

今日は名古屋も20度になるようで、ようやく寒い日も終わり本格的な春の陽気を迎えております。

さて本日のブログですが〝ジャケットの裏地〟について書かせていただこうと思います。

最近のジャケットの傾向として、セレクトショップなどで売られているイタリア系ブランドジャケットは〝アンコン仕立て〟という裏地・肩パッドを外し最大限に軽量化されたものが主流になっており、特に夏場においてはシャツ感覚でジャケットを羽織る方も多いのではないかと思います。

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※アンコン仕立て

 

本日のブログでは、本来の裏地の必要性をお伝えさせていただきます。

裏地を付けるメリット

1.シャツが透けるのを防止 ※特に春夏生地

2.汗を吸う

3.型崩れ防止

志スーツでも、お客様の着用用途によってこの裏地を付けるかを決めていきます。

私服用でTシャツやデニムに合わせてご着用希望の方は、アンコン仕立てにして軽量化していきますが、シャツ感覚になるので、全体的に柔らかく少しヘタっているように見えてしまうデメリットもあります。

ビジネスでも使いたい、長く着用したい、カチッと見せたい、このような希望がある方は裏地は付けてください。

またその場合も、ジャケット全体に付ける総裏仕立て、背中だけ空けておく背抜き仕立て、背中側2/3を切り落とした半裏仕立てがありますので、こちらもお客様の要望によって決めていただけます。

私個人の意見としては、裏地の最も大きな役割は〝型崩れ防止〟だと考えていますので、もし可能であれば夏場でも裏地を入れることをおススメします。

志スーツでも何百種類も裏地は取り揃えておりますので、写真にあるような派手なものもたくさんございます。

オーダーの楽しみの一つに、人とは一味違った裏地選びがありますので存分に楽しんでください⤴

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ジャケットをオーダーする際の裏地の必要性、参考になれば幸いです。