日新公いろは歌から学ぶ
こんにちは。 名古屋のオーダースーツ専門店 志スーツの篠田です。 私は時間の概念を自分自身に染み込ませるため、通勤時間をできるだけ有意義に過ごす事を意識しているのですが、その中で経営講話CDを聴いている時に出てきた言葉に、とても強烈な印象を受けたものがありました。 いにしへの道を聞いても唱へても 我が行ひにせずばかひなし この言葉は、島津日新公いろは歌の出だしで、意味はこんな感じです。 昔の賢者の立派な教えや学問も口に唱えるだけでは役に立たない。 実践、実行することがもっとも大事である。 講演やセミナー・勉強会で学ぶ内容も同じで、言い方やアプローチの仕方は違えど、かなりの確率で行動する事に行きつきます。 この言葉もどんなに素晴らしい話やヒントを得たとしても、最初の一歩を踏み出さなければ何も得られない、何も変わらないという事です。 今までも似たような言葉はいくつか聴いた事がありましたが、何故かこの言葉は胸に響き耳に残りました。 私は仕立屋の仕事をする目的の一つに 〝一歩踏み出す勇気を持てる一着を作る〟があります。 これは私自身が前職を辞めて退路を断ち今の仕事に向き合う勇気が出ず、なかなかこの一歩が踏み出せなかった経験があるからこそ、怖さ・不安を乗り越えて前に踏み出し未来を切り拓いて欲しいという願いがあります。 もしかすると、自分の本当にやりたい事と、生き方や働き方で常に心掛けたい大切な言葉が一致したから、こんなにも心に残ったのかもしれません。 この言葉、もっと深められるよう指針にしていこうと思います。