失敗しない初めてのオーダースーツ購入
おはようございます。
仕立屋 志スーツの篠田です。
今日は全国的に天気が悪くなりそうで、名古屋も既に雨が降り始め午後からは雨風が強くなりそうです。
気温も少し下がりそうですので、外出は上着を一枚羽織った方が良さそうですね!
さて志スーツでは、作業服を着用し現場の中心として頑張っている経営者様が、少しずつ事業が安定し、社員さんの数も増え、そろそろ現場から経営にシフトしていく過程で作業着からスーツへ仕事着が変わってくるケースのお客様も多数いらっしゃいます。
カッコいいイメージとしては映画「LEADERS」の佐藤浩市さんですね。
今まで量販店や百貨店で吊るし(既製品)のスーツを買っていたが、会社の看板(代表)としての立場を考えると、もうそれなりの恰好をしなければいけない、社員さんからももう少しビシッとしたスーツを着て欲しいと言われオーダースーツを作りにこられることもあります。
そこで、初めてオーダースーツを購入する際どのような点に注意していけば良いかをご紹介させていただきます。
自分自身をどう見せたいかを決める
この質問の答えは難しいと思いますが
例えば
・第一印象で信用や信頼を持っていただきたい
・見た目からもいい仕事がデキるように見せたい
・女性にモテるようなお洒落に見せたいたい
このように〝なりたい(見せたい)自分〟のイメージを率直に伝えていただければ大丈夫です。
オーダースーツは、販売員とお客様との信頼関係がとても大切になってきます、
販売員の立場からはお客様のご希望・要望を聞き、いかにお客様に為に寄り添っていけるかが重要で、その為にはお客様の本音をお聞かせいただくとスムーズに進みます。
着用シーン、着用頻度を伝える
これは、このスーツをどのようなシーンで着用するのか、また一週間に何回くらい着用するか、などで、それにより生地の色柄や素材のご提案内容が異なってきます。
週に2・3回と頻度が高ければ生地本体の強度がある方が長持ちしますし、人前で話す方であれば光沢感やツヤなどを考慮して選ばれた方が見栄えが増していきます。
予算、希望価格を伝える
いくらお気に入りの生地でも予算をオーバーしてしまっては意味がありません。
お客様がお支払いいただける金額をしっかりと販売員に伝え、その中でお客様にとって最適なご提案をさせていただきます。
お好きなデザイン・シルエットを伝える
トレンドはこうだから・・・、今はこれが流行っていますから・・・.
経営者の場合、このような理由でスーツをオーダーするとその他大勢の一人になってしまいます。
ベースはクラシカル、そこにトレンド要素を2.3点、これ位のイメージで選ぶとキチンとした装いでありながら長年ご愛用いただくことが可能です。
シルエットにおいても人それぞれ好みは違います。
ゆったりめ・細め・タイトめなどご自身が着用していて気持ちいいと思えるサイズ感を伝えることでサイズ感を調整していきます。これは特に初回の場合、現在お持ちのスーツの中で一番サイズ感が好きなものをご持参いただけると視覚的にもサイズ的にもお互いのイメージを共有させることができます。
また体型もお客様の大切な素材の一部、顔の大きさ、太っている痩せている、背が高い低い、このようなことを気にする方も多いですが、スーツは〝男らしさの象徴〟です。
持っている素材(体型)を活かしたスタイリングをすることで、気になる部分を逆に強みに変えていくことを考えるべきだと私は考えています。
いかがでしたでしょうか?
今は作業着で仕事をしているけど、これからスーツを着て仕事をしていくお客様はこのような点を意識して初めてのオーダースーツをご購入されると失敗するリスクは減ってくると思います。